IT重説

「重説=重要事項説明」とは?

重要事項説明書とは、宅地建物取引業法(宅建業法)という法律に定められた手続きで、宅建業者と不動産の売買・賃貸をするときには、宅建業者側が必ず宅建士をして買主・借主へ行わなければならない手続きです。

この重要事項説明で交付される重要事項説明書には、物件の権利関係や制限、属性などが記載されています。

IT重説とは

従来まで、重要事項説明は宅建士と買主が対面して読み合せしなければなりませんでした。

しかし、令和3年3月30日から、宅地若しくは建物の売買若しくは交換又は宅地若しくは建物の売買若しくは交換の代理若しくは媒介に係る重要事項の説明を、オンラインによって行うことが可能となりました。

IT重説の手順

お客様のIT環境の確認

お客様がマイク、カメラ、スピーカー機能など、IT重説の条件を満たす機器をお持ちかどうか確認します。

接続テストを行う

接続テストの日時を決め、音声が切れることがないか、画面が止まらないか、宅地建物取引士証が確認できる映像の鮮明さがあるかなどの通信状態を確認します。

書類一式を送付

契約者に書類一式を郵送します。これは宅地建物取引士が記名押印した書面であることが必須事項です。お客様に事前に確認していただくためにIT重説の前日には届いているようにしましょう。

IT重説を実施する

実際にIT重説を実施しましょう。必ず宅地建物取引士証を提示してお客様に確認してもらい、画面上の相手が契約者であることを確認してから始めましょう。実施中に通信障害等の不具合が起きた場合は直ちに中断します。

お客様に書類を返送してもらう

IT重説が終了したら、お客様が署名捺印した契約書類一式および必要書類を返送してもらいます。

IT重説+電子契約での変革

IT重説については、上記のとおりですが、2021年5月12日にデジタル改革関連法が成立しまし、2022年5月18日には書面への宅地建物取引士の押印が不要となり、書面を電子データ(PDFなど)で提供できるようになります。

IT重説の書面交付、契約がオンラインで可能となれば、お客様にとって以下のメリットがあります。

・コロナ禍の中、対面することなく契約が可能となる。

・ペーパーレス化により、紙媒体での保管が必要ない。

・印紙税が不要となる。

・契約にあたって時間や場所に縛られなくなる。

E-NAVIーSIGNAL不動産では、IT重説による契約が可能です。
詳しくはお問い合わせページより、ご連絡ください。